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シゴトシンク北海道の理念

私たちは、「働くことを通じて、人と社会をつなぐ」ことを大切にしています。

どんな状況にあっても、誰もが自分の力を発揮し、誰かの「ありがとう」に出会える社会へ。

私たちは、「働く」「学ぶ」「支える」「つながる」4つの柱を通じて、一人ひとりが自分らしく生きる力を育み、地域とともに歩み続けます。

事業所概要
法人名
所在地
電話
F A X
MAIL
理事長
営業日
定 款
役員名簿
事業報告
非営利活動法人シゴトシンク北海道
〒041-0836 北海道函館市山の手3丁目4-17
0138-83-6950
0138-83-6951
清野 侑亮 (せいの ゆうすけ)
月曜日から金曜日/午前9時から午後5時30分
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代表者メッセージ

「働くこと」は、誰かの役に立ち、社会の中で自分の

居場所を感じられる大切な行動だと思います。

けれども、病気や環境の変化、心の状態によって、
“働くこと”に一歩踏み出すのが難しい時期もあります。

シゴトシンク北海道は、そんな方々が
自分のペースで「もう一度働いてみよう」と

思えるきっかけをつくる場所です。

働くことで生まれる“ありがとう”の輪が、
地域をやさしくつなぎ、

人と人の関係を豊かにしていくと信じています。

これからも、地域に根ざし、一人ひとりに寄り添いながら、
誰もが笑顔で暮らせる社会を目指して歩み続けます。

清野 侑亮

シゴトシンク北海道の歩み
  • 私たち非営利活動法人シゴトシンク北海道は、2013年に函館で福祉事業所を開設いたしました。
    障がいのある方や働きづらさを感じている方が、社会とつながりながら「自分らしく働く」ことを支援することを目的としています。

    開所当初から、「働くこと」をただの労働としてではなく、生きがいや自信へとつながる大切な経験と捉え、
    利用者の方一人ひとりのペースや特性に合わせた支援に取り組んでまいりました。

    また、地域の企業様にもご理解とご協力をお願いし、地域全体で支える福祉のかたちを目指して活動を広げています。
    就労支援を通じて、利用者の方が少しずつ社会に自信を持って踏み出せるよう、これからもサポートを続けてまいります。

    当時の取り組みは、2013年12月に函館新聞でも取り上げていただきました。

  • 私たちシゴトシンク北海道では、障がいのある方々により多くの就労体験の機会を届けるため、地元企業との連携を積極的に進めています。

    2014年には、函館市内の自動車整備会社様にご協力いただき、利用者の方が実際の現場でエンジン部品の洗浄作業などを行う業務訓練をスタートしました。
    この取り組みにより、利用者の皆さんの働く意欲が高まり、仕事への理解や達成感が大きく育まれています。

    当法人では、こうした企業との協力によって、実践的なスキルや社会経験を積む場を広げるとともに、利用者の「働きたい気持ち」に寄り添った支援を行っています。

    今後もさまざまな地域企業との連携を通じて、障がいのある方が地域社会の中で活躍できるよう、支援の輪を広げてまいります。

  • 2015年6月、私たちシゴトシンク北海道は、函館市で開催された「市長のタウントーキング」に参加し、障がいのある方の就労支援や課題について、函館市長と直接意見交換を行いました。

    当日は、市内で就労支援に関わる3つの団体が参加し、それぞれの現場で感じている課題や、支援のあり方について意見を交わしました。
    私たちは、支援対象の拡大や、企業・地域との連携の必要性、そして利用者の「働く意欲」を育む環境づくりの重要性などについて、市長にお伝えしました。

    こうした対話の機会を通じて、地域の行政と連携しながら、誰もがあたりまえに働ける社会を目指して、これからも取り組みを続けてまいります。

  • 2015年、私たち非営利活動法人シゴトシンク北海道は、函館市内で初めて「生活困窮者自立支援法に基づく就労訓練事業者」として、函館市より正式に認定されました。

    この制度は、生活に困難を抱える方に対して、一般就労へつなげるための中間的なステップとして、就労体験や訓練の場を提供するものです。
    私たちは、福祉的な支援と働く経験の両立を重視し、一人ひとりの状況に寄り添いながら、社会参加や就労意欲の回復を目指しています。

    市内で初めてこの制度の事業者として認められたことは、地域の皆さまや関係機関との信頼関係の証であり、大きな励みとなっています。
    今後も、誰もが「働きたい」と思える社会を目指して、地域に根ざした支援を続けてまいります。

  • 代表 清野 佑亮(せいの・ゆうすけ)は、自らの福祉現場での経験から、生活困窮者支援の必要性を強く感じ、2013年にNPO法人シゴトシンク北海道を設立しました。

    清野は、子どものころから福祉の仕事に関心を持ち、専門学校卒業後、函館市内の障がい福祉施設で支援員として勤務。そこで出会った利用者の方々の「働きたいけれど、働く場所がない」という声に応えるべく、地域に根ざした就労支援の場を立ち上げました。

    「働くことを通じて、人は変われる」
    そう信じる清野は、生活に困難を抱える方々が再び社会とつながるきっかけを提供することを、法人の使命としています。

    取材では、「まずは“ここでなら働けるかも”と安心できる場所を提供したい。そして最終的には、自立して地域で暮らしていけるよう支援していきたい」と、今後のビジョンを語りました。

  • 私たちシゴトシンク北海道が取り組んでいる就労支援は、単に「働く場を提供する」ことだけが目的ではありません。
    生活に困難を抱える方々が、地域の中で自信と役割を取り戻し、再び社会の一員として歩み出すための大切なステップでもあります。

    2016年、北海道新聞の「日曜トーク」にて、代表の清野佑亮がその思いを語りました。

    記事の中では、就労支援が個人の生活再建にとどまらず、地域企業や経済活動にも良い循環を生むという視点が紹介されました。
    実際に、地元企業との連携によって「人材の確保」「業務の分担」「地域とのつながり」が生まれ、支援を受ける側・提供する側の双方にメリットがある仕組みとして注目されています。

    私たちは、就労支援を通じて「地域にとってもプラスになる福祉」を実現したいと考えています。
    誰もが社会の中で役割を持ち、誇りを持って生きられる社会を目指して、これからも地域とともに歩んでまいります。

  • 2016年12月、私たち非営利活動法人シゴトシンク北海道は、ヤマト運輸函館ベイ支店様より業務委託を受け、年末の宅配繁忙期における荷物仕分け作業を担いました。

    この取り組みは、地域企業と連携した実践的な就労支援の一環として行われ、利用者の皆さんが実際の作業現場で「働く経験」を積む貴重な機会となりました。
    早朝からセンターに集合し、チームで協力しながら箱詰めや仕分け、積み込み作業などに取り組む中で、作業の達成感や責任感、チームワークの大切さも実感していただきました。

    現場では、「利用者の皆さんの真剣な取り組みがありがたい」「地域にとっても力になっている」と企業側からの評価もいただき、
    利用者の方にとっても、「社会の一員として必要とされる経験」が自信につながる結果となりました。

    今後も、地域企業との連携を通じて、より多くの方に「働く喜び」と「社会とのつながり」を感じていただける支援を行ってまいります。

  • 2019年夏、私たち非営利活動法人シゴトシンク北海道では、道南地域の養護学校の生徒を対象にした短期就労体験事業を実施しました。

    この取り組みは、障がいのある若者たちが実際の職場を体験し、働くことへの意欲や自信を育むことを目的としています。
    数日間にわたり、食品の加工や配送補助、軽作業などに取り組んでもらい、参加した生徒たちからは「働くことの楽しさがわかった」「自分にもできる仕事があると感じた」といった声が寄せられました。

    また、就労を体験する中で金銭感覚や責任感が身についたという評価もあり、保護者や学校関係者からも高い評価をいただきました。

    今後も、若者が社会との接点を持ち、自分らしい未来を描けるよう、実践型の就労支援プログラムを継続してまいります。

  • シゴトシンク北海道では、障がいのある方々と一緒にパンやベーグルの製造・販売を行う活動を通じて、働く楽しさや社会とのつながりを育む支援を行っています。

    活動の中心メンバーである吉田将人さん(よしだ・まさと 37歳)は、「障がいの有無にかかわらず、一緒にひとつのものを作り上げることで、自分も周囲も前向きになれる」と語ります。

    吉田さんは、商品開発や製造の指導、イベント販売での接客など、さまざまな場面で利用者さんと肩を並べながら支援を行ってきました。
    その姿は、地域の方々からも「明るく元気が出る」「また買いに来たくなる」と好評をいただいています。

    パンやベーグルをきっかけに、地域と福祉がつながり、働くことがもっと自然で、もっと楽しくなる社会を目指して。
    これからも「おいしさ」と「やさしさ」を届ける支援活動を続けてまいります。

  • 私たち自立援助ホームでは、さまざまな背景を抱えて家庭での生活が困難になった10代後半の若者たちが、自分らしい人生を再スタートできるよう支援を行っています。

    スタッフの成田勝彦さんは、バーテンダーとして長年多くの人と向き合ってきた経験を活かし、若者たちの声に寄り添い、「同じ目線で支える」ことを大切にしています。

    「過去にどんな経験があっても、今ここからやり直すことができる」
    そんな思いを胸に、日々の生活支援はもちろん、進学・就職・人間関係の悩みまで、ひとつひとつ対話を重ねながら向き合っています。

    家庭に代わる“安心できる居場所”として、若者たちが自分を取り戻し、未来に希望を持てるよう、
    これからも地域とともに、温かい支援を続けてまいります。

  • 私たちシゴトシンク北海道が運営するベーグル製造チーム「POPPO」は、障がいのある方々と一緒に、ひとつひとつ丁寧にベーグルを手作りしています。

    このたび、鹿部町の観光拠点「ぽっぽ館」にて週末限定販売を開始したところ、地域の皆さまにご好評をいただき、リピーターも増えるなど温かい反響をいただいています。

    製造に関わる利用者の方々は、ベーグルづくりを通じて「働くことの喜び」や「誰かのためになる実感」を持ちながら、日々やりがいを感じて取り組んでいます。

    POPPOのベーグルは、函館で焼き上げたあと鹿部へ運ばれ、地元スタッフが販売を担当。
    地域に密着した支援の一環として、「福祉」と「商い」が自然につながる場所づくりを目指しています。

    これからも、美味しさとともに、笑顔ややさしさを届けられるよう、私たちは地域とともに歩み続けます。

  • 「この仕事を始めてから、たくさんの出会いがありました。どんなに苦しんでいた人でも、ほんの少しのきっかけで未来が変わる。その瞬間に立ち会えるのが、この仕事の魅力です」

    そう語るのは、シゴトシンク北海道 函館事業所の所長 下斗米光洋さん。
    大学卒業後、福祉業界に飛び込み、さまざまな立場の人たちと関わる中で、就労支援の現場に深い使命感を持つようになりました。

    現在は、障がいのある方や生活困窮者の自立支援を行う現場責任者として、日々、利用者さんと向き合い、時には一緒に汗を流しながら作業をともにしています。

    「就労はゴールではなくスタート。働くことを通して、社会とつながり、自分の可能性を知ってもらう。そんな"入口"をつくるのが私たちの仕事です」

    地域に根ざし、顔の見える支援を続ける下斗米さん。
    彼のようなスタッフ一人ひとりの想いが、シゴトシンク北海道の活動の原動力となっています。

  • 2025年3月、函館市内で開催された**「自立支援事業報告会」**。
    この場に集まったのは、かつて病気やひきこもりを経験しながらも、「働くこと」を通して社会とのつながりを取り戻した人たちです。

    彼らは、NPO法人シゴトシンク北海道が運営する就労支援・自立支援事業所の利用者であり、今はそれぞれの道で前向きに歩み始めています。

    「働けると思っていなかった」「ここに来て、初めて安心して過ごせた」「やっと自分の人生を取り戻せた気がする」──
    会場では、そんな実体験が次々と語られ、聴いていた参加者や支援者の心に強く響きました。

    この取り組みは、国の生活困窮者自立支援制度の一環として行われており、就労に向けた準備・訓練、日常生活の相談、企業とのマッチング支援など、包括的なサポートが特徴です。

    報告会を通して、支援の「成果」だけでなく、「希望」が確かに伝えられたこの日。
    「働く」ということが、ただの生活手段ではなく、“自己肯定感を育む力”であることを改めて実感させられる時間となりました。

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